ビデオストリーミング実験

このページでは,ビデオストリーミング実験に関する情報を提供します.

月食リアルタイム中継プロジェクト(\thanks{もやしっこ})

2000年7月16日夜に今世紀最大の月食が観測されました.このプロジェクトでは, この月食を Internet に向けてリアルタイム中継しました.
プロジェクト実施中,リアルタイムで中継しながら RealMedia に保存し, 終了後,撮影したビデオテープからも RealMedia へ変換しました.
時期を見て保存している RealMedia を用いて再放送する予定です. 追って広報致します.

リアルタイム中継に使用した機器

2000年7月16日のリアルタイム中継に使用した機器は次の通りです.
  • リアルタイムエンコーダ

  • Windows98 (Dual Pentium III 600MHz)
    RealProducer G2
  • ディジタル・ビデオ・カメラ

  • Sony DCR-VX1000
  • リアルタイム中継サーバ

  • Sun Enterprise 450 (UltraSPARC II 400MHz × 2)
    RealServer Basic 7.0
  • リアルタイムモニター

  • SiliconGraphics O2

コンテンツ

DVテープに記録したものから,RealMedia にエンコードしたものを用意 しました.60分記録用テープで4本分の内容になります. 以下のコンテンツを再生するためには,RealPlayer 8 以上が必要です. どちらも内容的には同じ物です.
100Mbpsで提供するコンテンツ
100Mbpsで接続されたサーバ上に置いてあるコンテンツです.
ATM(LANE)で提供するコンテンツ
ATM(LANE)で接続されたサーバ上に置いてあるコンテンツです.
ただし,関西大学のネットワークへの入り口が非常に混雑していますので, 学外からのアクセスの場合は非常に低品質な映像となります.

システム構築(なぜか一番最後)

「月食が起きるのが7月16日の夜」ということを知ったのが7月12日の夜. 翌日に勧誘して,金曜日にシステム構築のテスト.しかし DV ケーブルが 不足し,敢えなく失敗.土曜日に Compsite 入力でのエンコードテストを 行い,当日の昼過ぎ頃からシステムの構築開始.
まずビデオキャプチャ・デバイスが Windows98 でしか動作しないという ことで,Windows98 のインストールから始める.
エンコードソフトウェアをインストールして,最初のリアルタイム エンコードのテストができたのが,月食の起きる2時間前.
しかも,このシステムを本番の場所まで移設しなければならず,かなり 手間取った.本番用システムができあがったのが,部分食開始20分前.
フライング気味にリアルタイム中継を開始する.
約1時間25分経過したところで,エンコーダマシンが突然リブート. この時点までの Live Archive が消失する.以後,最後まで問題なく エンコード,リアルタイム中継を行うことができた.なぜリブートしたのか 以前として不明.
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Takashi Kobayashi
Last modified: Tue Dec 5 11:11:20 JST 2000